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先進医療特約は必要か?複数加入は可能?加入するなら押さえたい3つのポイント!

投稿日:2017-11-08 更新日:

ここ数年、注目を集めている「先進医療特約」ですが、特約の知名度だけが先行して、先進医療そのものの内容についてはよくわからないまま「先進医療特約」が必要か、不要か?と迷う方もいらっしゃいますね。

まずは先進医療とはどんな医療なのかを確認し、「先進医療特約」が必要かどうかみていきましょう。また、「先進医療特約」を複数加入することは可能なのか?重複して加入していた場合はどうなるのか確認しておきましょう。

もし、先進医療特約を付加したい!という場合にも加入するなら押さえておきたい3つのポイントについてもお伝えします。

先進医療とは?

先進医療は平成29年10月1日現在で104種類(厚生労働省HPより)です。厚生労働省が毎月見直しを行っています。先進医療は、公的医療保険の対象にするかを評価する段階です。その評価の結果、公的医療保険の対象となったり、逆に評価の対象から外れたり先進医療の内容は固定されているわけではありません。

「先進医療」とは簡単にいうと、

  • 厚生労働大臣が定める高度の医療技術を用いた療養等のこと
  • 健康保険の適用は認められていない
  • 技術料は自己負担

日本では健康保険の扱いになるものと、ならないもの(自由診療)を併用するいわゆる混合診療は原則として認められてきませんでした。先進医療は医療の選択肢を拡げ、利便性を向上するという観点から、保険診療との併用を認めることとされています。

具体的には、

  • その療養の有効性及び安全性を確保する観点から医療技術ごとに一定の施設基準を設定
  • 施設基準に該当する保険医療機関は届出により保険診療との併用ができる

ということになっています。

つまり、どこの医療施設でも、必ず先進医療の治療を受けられるわけではないということで、この点は注意が必要です。

先進医療保険の費用

先進医療の具体的な費用は、治療内容によって費用はバラバラです。いくつか例をみてみましょう。

出典:生命保険文化センター「先進医療とは? どれくらい費用がかかる?」

この一覧には掲載がありませんが、がん治療で有名な重粒子線治療は、約308万円かかるとされています。

先進医療特約は必要か?

2016年4月より、小児がんの陽子線治療と骨軟部腫瘍の重粒子線治療には公的医療保険が使えるようになりました。このように、公的医療保険の適用になり、先進医療を外れる先進医療技術も増える可能性は十分あります。逆に、まだ、ない治療技術が先進医療技術として指定されてくるものと思われます。

先進医療特約は必要か?という疑問については、今回のこういった資料をどう判断するかということですが、

  • 2017年のがん罹患数予測は約101万4千例
  • 陽子線治療数は2,016件

例えば、年間実施件数を見てピンときた方もいるかもしれませんが、先進医療を受ける確率は高いとはいえません。

これらのことから、先進医療特約の必要性は低いとアドバイスするFPや、必要性が低いなら必要ないと判断される方もいらっしゃいますが、私は健康上加入が可能なら、付加できるものなら先進医療はあった方がいいと判断しています。

先進医療特約が必要(可能ならあった方がいい)と判断する理由

  • 月額100円程度というわずかな掛金で最大2,000万円の治療費(技術料の実費)の保障は魅力的
  • 保険料が安い=使う(受け取る)可能性が低いから という判断もあるが、いざというとき、経済的な理由で、治療の選択肢を狭めたくない
  • 元気なときの100円の節約より、大病になったときの経済的な安心の方が価値がある

個人的にはこのように感じています。

先進医療特約に加入するなら押さえておきたい3つのポイント

医療保険、がん保険のどちらかなら、医療保険に付加する

保険会社により、給付の限度額が異なりますのでそれにもりますが、がん保険に付加する「先進医療特約」はがんを直接の原因とした先進医療に限られるため、医療保険に付加する方が、適用範囲が広いのでオススメです。

保険会社から医療機関への直接払いサービスがあるかどうか

先進医療の中でも、特に高額なのが、がんの重粒子線治療と陽子線治療。厚労省によると平均医療費は重粒子線で約309万円、陽子線は276万円に上るとしています。

先進医療の直接支払いサービスとは

  • 高額の先進医療費を保険加入者が立て替えることなく、
  • 保険会社が直接、医療機関に支払うサービスのこと

サービスが始まるまでは先進医療特約の給付金が出るまでの一時的とはいえ、約300万円を立て替える必要があったため、特約を付けていても金銭的な理由で先進医療を選択肢に入れられない人も実際にいたといいます。

  • 対象となる先進医療はほとんどの保険会社が重粒子線と陽子線に限っている
  • 保険会社が全国の専門医療機関と個別に交渉、契約しているため、保険会社ごとに制度を利用できる医療機関が異なる

なので、加入時に全てが確認できるわけではありませんが、直接払いサービスがあるかどうかは確認し、判断材料の1つにするといいと思います。

10年更新型より終身型

先進医療特約の保険料は保険会社によりますが、月額100円程度です。先進医療特約だけ10年更新しか扱っていない保険会社もありますが、今後の保険料水準が不明なため、どちらか選べる状況なら終身型が保険料が変わらず安心です。

先進医療特約複数加入は可能?無駄?その時の扱いは?

先進医療特約は、1被保険者につき、1保険会社なら1つしか加入できません。つまり同じ保険会社で、医療保険とがん保険の両方に「先進医療特約」を付けることはできません。

ただし、保険会社が別々なら、複数加入することは可能です。先進医療特約が重複したときの扱いは、単純に、各社から、先進医療特約の保障(最大2,000万円の治療費(技術料の実費)を保障。保障金額は保険会社の各商品による)が各社から契約通り支払われます。

  • 医療保険はA生命に加入し、先進医療特約付加
  • がん保険はB生命に加入し、先進医療特約付加

もしくは、

  • 医療保険を日額1万円加入するとしたら、A生命で日額5千円、B生命で日額5千円と別けて、それぞれ先進医療特約を付加する

このように加入すると、2箇所から先進医療特約の給付金が受け取れるとなります。

これを、無駄というかどうかもその人その人の価値観です。なぜなら、いざ先進医療を受けるとなったとき、交通費・宿泊代は当然全額自己負担。しかも、「(独)放射線医学総合研究所(放医研)における重粒子線の平均照射回数は13回で済んでいます。」とあるように、重粒子線の照射は複数回必要で、多い部位では20回必要とされています。

「通院でも可能な治療法」としても有名ですが、日本でがん先進医療の治療が受けれる施設が限られること、家族の付き添い費用や、複数回分の交通費・宿泊費を考えると、2箇所から先進医療給付金がうけとれるように準備することは、あながち無駄ではないと思うのです。

まとめ

「先進医療特約」は必要か?と聞かれれば、つけられる状況にあるあらば、月額100円程度の備えはあったら良いです。

加入のポイントは

  • 医療保険・がん保険のどちらにも付加できる状況なら、医療保険に付加→保障範囲が広い
  • 保険会社から医療期間への直接払いサービスの取り組みがあるかどうか
  • 5年もしくは10年更新か、終身かを選べるなら、終身→保険料が変わらなくて安心

裏技的に、先進医療特約を複数(重複して)加入する方法をお伝えしましたが、趣旨は「保険で得しよう」とか「保険で儲けよう」というようなものではありません。

実際に、先進医療を受けるとなって技術料相当分は先進医療特約から受け取れるとしても、複数回にわたる、交通費・宿泊代、家族の付き添い費用やその他の治療費がかかります。重複して200円の保険料を負担しても無駄とはいいきれない必要経費だと感じます。

あなたはどう感じられますか。先進医療特約が必要か不要か、どうやって加入するのがいいのか迷っている方の参考になれば幸いです。

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