貯蓄・投資

2019年50代の平均貯蓄額はいくら?独身女性の老後資金はいくら必要?

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子どもの教育費にも見通しがたち、老後を意識し始める50代。50代の平均貯蓄額はいくらくらいでしょうか?50代の貯蓄額を平均値・中央値で確認してみましょう。

また、おひとり様の老後が不安という声も多い、50代独身女性の平均貯蓄額と老後に備えて準備しておきたい貯金額についてもみておきたいと思います。セカンドライフのマネープランの参考にしてみてください。

50代の平均貯蓄額はいくら?平均値・中央値で確認!

『家計の金融行動に関する世論調査2018(2人以上世帯調査)』によると、50代の平均貯蓄額は1481万円、中央値(少ない順から並べたときに真ん中に位置する貯蓄額)は900万円。前年は平均貯蓄額が1113万円、中央値が400万円でしたから、かなり増えています。

一方で、この数値は金融資産を保有しない世帯も含まれていて、50代で金融資産を保有しない(金融資産非保有)比率は31.8%と、約3割の世帯で金融資産を保有していないことがわかります。

金融資産保有世帯だけの平均では、平均値が1887万円、中央値は1080万円となっていて、金融資産を保有しない世帯が50代貯蓄額の平均値を引き下げていることがわかります。

独身女性の平均貯蓄額はいくら?

 

一方、50代独身女性の平均貯蓄額は約700万円。50代独身女性の平均年収が359万円であることから考えると、貯蓄への意識が高まっている結果とも言えそうです。

独身女性60歳までに備えたい貯蓄額は?

老後の支出ですが、2017年に総務省が実施した「家計調査」によると、60歳以上の独身女性の1ヵ月の生活費は14万8,628円、その内、65歳以上の生活費は14万6,628円でした。

90歳まで生きるとすると、60歳から90歳までに必要な生活費は、14万8,628円×60ヵ月(12ヵ月×5年)+14万6,628円×300ヵ月(12ヵ月×25年)=5,290万6,080円と計算できます。

老後の収入に関しては、厚生労働省が2017年に実施した「平成28年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、女性の厚生年金保険の受給額は、65歳以上で月10万8,964円となっています。こちらも65歳から90歳まで年金を受け取るとすると、老後の収入は25年間で、10万8,964×300ヵ月=3,268万9,200円となります。

つまり、老後に必要な資金の最低額は、5,290万6,080円-3,268万9,200円=2,021万6,880円で、およそ2,000万円が目安になります。

独身女性が60歳までに備えたい貯蓄額として「2000万円」と言われるのはこういった計算によるものです。

まとめ

老後に備えたい貯蓄額について、2000万円とも3000万円とも言われますが、実は備えるべき金額は人それぞれです。

住まいが持ち家か、賃貸かにもよりますし、親からの相続や贈与の予定があるかないか、要介護状態になったときにどう過ごしたいか、そもそもどんな生活水準で生活していきたいか・・。

子どもの教育費に見通しの立つ50代に差し掛かったら、一度自分の理想の老後について真剣に向き合うことをしてみましょう。

今のペースの貯蓄で理想のセカンドライフが送れそうであれば、安心ですし、逆に経済的に不足があるとすればこのままでは不安です。何かしら手を打つべきで、だとしたら早い時期に手を打つに越したことはありません。

50代のうち、約3割の世帯で金融資産を保有していない(貯蓄ゼロ)という結果はやや衝撃的ですが、親からの贈与や相続の予定がないとしたら、自分で備えるべきときにきているでしょう。

今後を考える

給与収入で仕事をしている場合には、頑張ったからといって給与が倍になるわけでもなく、ではどうすれば・・という声もよく聞きます。

これからの時代、なんとなく過ごしているだけでは苦しくなるばかり。何かしら手を打たないと、と漠然と感じている人も増えています。

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