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初任給とは?大卒初任給の平均と平均年収を要チェック!手取りはいくら?

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就職活動をするにあたって、新卒入社でどれくらいのお給料がもらえるのかは当然気になるところです。初任給、基本給という言葉が並んでいますが、この2つは別物です。初任給、基本給の違いを押さえておかないと、あとで思ったより年収が少ない!と後悔することにもなりかねません。

大卒初任給の平均と、平均年収の現状を知っておきましょう。また手取りはいくらになるのかも社会人生活を送るにあたりとても大切なポイントです。合わせて見ていきましょう。

初任給とは?

初任給とは、学校を卒業して正規雇用されるようになった人が、最初に受け取る給与のことです。日本では、初任給の金額は、学歴と職種による変動はあるものの、個人の能力などによる差は少なくなっています。そのため、職種ごとの給与水準や、時代ごとの物価水準を比較するための指標としてもしばしば用いられます。

「給与」とは官公庁・会社などで支給される給料・諸手当の総称のことです。つまり、初任給は本採用後に、決められた時間内の労働に対して最初に支払われる賃金で、基本給に諸手当をプラスした総額のことです。

基本給とは

給与のベースとなる金額のことです。基本給とは、残業手当や通勤手当、役職手当といった各種手当や、歩合給のように業績に応じて支給される給与などを除いた、基本賃金のことです。 一般的には、年齢や勤続年数、職種、技能などを基準に決められるものです。

つまり初任給は、「基本給」+「諸手当」の総額のことであり、手当には「住宅手当」「資格手当」「時間外手当」「通勤手当」などがあります。

ちなみに、基本給は賞与に影響します。基本給の何ヶ月分という支給のされ方をするためです。ですので、初任給が多いからといって、そこだけを見て、年収の良し悪しは判断できないと考えた方がいいでしょう。

大卒初任給の平均は?

厚生労働省は2018年11月28日、「2018年賃金構造基本統計調査(初任給)」の結果を発表しました。その結果、大卒初任給の平均は

  • 大学卒初任給は20万6,700円

で、過去最高を更新しています。

調査では6月分を対象としているため、1ヶ月分がまるまる反映された金額です。実際に新卒で働き始めた人が4~5月に「初任給」としてもらう金額は、給料日と締め日の関係で満額支払われないこともあり、思っていたより少ない!ということがあります。気になる方は、事前に先輩社員や総務部など担当部署に確認しておくとよいでしょう。

ちなみに男女別でみると、大学卒男性は21万100円(同1.1%増)、大学卒女性は20万2,600円(同0.7%減)で、大学卒女性のみ5年ぶりに減少しています。

大卒(新卒)の平均年収は200万円~230万円前後

厚生労働省の調査では、平成29年の大卒(新卒)の平均年収は206.1千円という結果が出ています。

平均年収という形になりますので、中央値や実態とは異なります。場合によってはもっと少ない額の企業もありますし、逆に年収の多い企業もあるでしょう。

新卒社員のボーナスは「夏は寸志程度」であればありがたいといったところでしょうか。産労総合研究所で上場企業230社に対して、夏のボーナス平均支給額について調査を行った結果、

  • 大卒90,743円

という金額でした。新卒社員のボーナスは、冬からが本番です。

手取りはいくら?

給与から差し引かれるものを確認しておきましょう。

  • 健康保険料……医療保険です。会社と半額ずつ負担します。
  • 厚生年金保険料……年金をもらうための掛け金。これも会社と半額ずつ負担します。
  • 雇用保険料……失業給付などを受けるための保険です。
  • 所得税源泉徴収……給料に掛かる税金です。
  • 住民税……自分の住んでいる自治体に納める税金です。(※住民税は社会人2年目から課税させるので初任給からは引かれません)

初任給から、これらの保険料や税金を差し引いたものが実際に支給される額になります。もろもろ引かれる前の金額が「総支給額」、そして差し引かれた後のものは一般的に「手取り」と呼ばれています。

初任給の場合、控除される項目が少ないため大幅に少なくなることはありませんが、翌月からは雇用保険料や所得税に加え、健康保険料や厚生年金保険料などが引かれ、額面の8割程度になるのが一般的です。

大卒者の平均初任給である、約20万6千円は一見すると高いように見えますが、翌月からは16万5千円前後になるということを念頭に置いてマネープランを考えるようにしていきましょう。

まとめ

  • 大学卒初任給は20万6,700円
  • 平成29年の大卒(新卒)の平均年収は206.1千円
  • 手取りは16万5千円前後

大卒初任給の平均と平均年収を確認してきました。手取りはおおよそ16万5千円。自宅外通勤の場合には、この手取りを目安に、生活設計をしていかなければなりません。

初任給の表記だけでは年収の良し悪しは判断できませんし、昇給率、賞与の有る無しもしっかり確認しておきましょう。

今後を考える

新卒初任給をみるにつけ、経済的には前途洋々という感じではないというのが正直な感想ではないでしょうか。

これからの時代、なんとなく過ごしているだけでは苦しくなるばかり。何かしら手を打たないと、と漠然と感じている人も増えています。

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