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金融リテラシーとは?子どもの人生を左右する子どもの金銭教育のコツとは?

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金融リテラシーという言葉が最近よく使われるようになりました。ここでは、知らないと損をするかもしれない!?最低限身につけておきたい「金融リテラシー」についてお伝えします。

金融リテラシーは、年代に応じで段階をおって身につけていくことも大切です。今回は、子どもの人生を左右する子どもの金銭教育について、金銭教育のコツをお伝えします。

金融リテラシーとは?

金融リテラシーとは

金融商品やサービスの選択、生活設計などで適切に判断するために、最低限身につけるべき金融や経済についての知識と判断力。「金融リテラシー・マップ」では、この能力を「生活スキル」と位置づけています。出典:コトバンク

つまり金融リテラシーとは、金融に関する知識や情報を正しく理解し、自らが主体的に判断することのできる能力だと言えます。社会人として経済的に自立し、より良い暮らしを送っていくうえで欠かせない生活スキルなのです。

最低限身につけておきたい「金融リテラシー」

金融経済教育については、これまでも、金融庁をはじめとする関係当局や金融広報中央委員会、学校や自治体、業界団体や各金融機関、NPO団体など、多種多様な関係者によって、金融や経済の知識の習得を中心に行われてきました。

しかし、一人の社会人として、経済的に自立し、しっかりと暮らしていくためには、金融や経済の知識だけでなく、家計管理や将来の資金を確保するために長期的な生活設計などを含めた金融リテラシーが必要です。

もちろん、各種の保険やローン、クレジット、資産形成商品などの金融商品を適切に選択するための基本知識を身に付けたり、専門家のアドバイスを活用することの必要性について理解しておくことも重要です。お金に関する知識や能力は長期に渡り広い分野で必要ということです。

こういった背景から、金融経済教育研究会が示す「最低限身に付けるべき金融リテラシー」では4分野・15項目について挙げています。

分野1. 家計管理
(1)適切な収支管理(赤字解消・黒字確保)を習慣にすること

分野2. 生活設計
(2)ライフプランを明確にすること

分野3. 金融と経済の基礎知識と、金融商品を選ぶスキル

【金融取引の基本としての素養】
(3)契約をするとき、契約の基本的な姿勢(契約書をよく読む、相手方や日付・金額・支払い条件などが明記されているか、不明点があれば確認するなど)を習慣にすること
(4)情報の入手先や契約の相手方である業者が信頼できるかどうかを必ず確認すること
(5)インターネット取引の利点と注意点を理解すること

【金融分野共通】
(6)金融と経済の基礎知識(単利・複利などの金利、インフレ、デフレ、為替、リスク・リターンなど)や金融経済情勢に応じた金融商品の選択について理解すること
(7)取引の実質的なコスト(価格、手数料)を必ず確認すること

【保険商品】
(8)自分にとって保険でカバーしたい事態(死亡、病気、火災など)が何かを考えること
(9)カバーすべき事態が起きたとき、必要になる金額を考えること

【ローン・クレジット】
(10)住宅ローンを組む際の留意点を理解すること
ア.無理のない借入限度額の設定、返済計画を立てること
イ.返済を難しくさせる事態に備えること
(11)無計画・無謀なカードローンやクレジットカードなどの利用を行わないことを習慣にすること

【資産形成商品】
(12)高いリターンを得ようとする場合には、より高いリスクを伴うことを理解すること
(13)資産形成における分散(運用資産の分散、投資時期の分散)の効果を理解すること
(14)資産形成における長期運用の効果を理解すること

分野4. 外部の知見の適切な活用
(15)金融商品を利用するにあたり、外部の知見を適切に利用する必要性を理解すること

出典:政府広報オンライン

そして、金融経済教育推進会議は、学校段階、社会人・高齢者の各段階で効率的・効果的に金融リテラシーを身に付けていくために、その内容を、年齢層別に、体系的かつ具体的に記した「金融リテラシーマップ」を策定しています。

子どもの金銭教育の必要性とそのコツとは?

子どもの金銭教育の必要性

日本と外国の「お金の教育」の違いについてはよく言われることですが、外国では、幼少期から積極的に「お金の勉強」をさせています。

例えば、アメリカの小学校ではカリキュラムに「投資の授業」が含まれています。教育法でも、「アメリカ人はすべからく経済教育を受ける権利と義務がある」と制定されています。実際に、若い頃から投資を始める学生も珍しくありません。

イギリスでは、中学校で「経済や金融の教育」を受けます。「経済や金融の知識が、人間力の一つになる」と考えられているのです。

日本ではまだ、学校でお金の教育が浸透しているとはいい難い現状ですが、生活スキルとしての日本人の金融リテラシーは高いのでしょうか。

2016年に金融広報中央委員会が行った金融リテラシーについての調査では、金融知識、行動特性、考え方をそれぞれ採点したところ、日本は58点という結果が出ています。経済協力開発機構(OECD)に加盟する14カ国の平均は63点で、日本はそれを大きく下回っています。

ドイツ(71点)やハンガリー(69点)とは大きく水をあけられ、14カ国中、日本未満はノルウェー(57点)とポーランド(55点)しかありません。

そういった意味では、学校教育のカリキュラムの中に「お金の教育」を盛り込んでいくこともさることながら、就学前から、家庭での「金銭教育」も非常に重要です。

子どもの金銭教育のコツとは?

「どうしたら将来、お金で苦労しないで済むのか」「子供には正しいお金の価値観を学ばせたい。」これは親が子に対して抱える、世界共通の悩みであり希望です。ですが、金銭教育のマニュアルがあるわけでなく、日本では、子供にお金の教育をしっかりできている親は、意外と少ないというのも現状です。

日常生活の中で自然な形で金銭感覚を身につけるには、タイミングを見ながら教育するのがコツです。

子どもの金銭教育はいつからスタート?

お金は将来設計をするときに必要不可欠ですし、お金についての考え方は人生観に大きく影響します。先々に困ることがないように小さな内からお金の教育を行い、金銭感覚を身につけさせる方が、子供の人生にとってはメリットが大きいです。

小学校に上がる前に金銭教育なんて早い?とお考えのかたも多いかもしれませんが、小さな子どもたちは、大人がお財布から出し入れしている「お金」というものに、興味津々です。

「丸いじゃらじゃらしたもの」や「四角い紙やカード」がモノと交換されていくのを子どもは不思議そうにじーっと眺めたり、お釣りを受け取りたがったり・・。興味関心が高い幼児のころに、金銭教育を始めるのはよいことです。「これはいろいろな品物と交換できる、大切なものなんだよ」と教えてあげられるとよいですね。

間違っても、「ダメ!汚いから触りなさんな!」なんて言わないようにしたいものです。

「使う」と「稼ぐ」をセットにして体験(経験)させる

おままごとの延長で、一緒に「お買いものごっこ」をして遊んであげるのも喜びますし、良いことです。おはじきや碁石、おもちゃのお札を使い、お店屋さんとお客さんの役を決め、品物の値段を決めて、好きな物を買ったり、おつりを渡したり。

おはじきが10円、碁石が100円などと決めると、ちゃんと間違わずにおつりを渡してくれたりして子どもの成長におどろかされることがあります。

また、お買いものごっこなどしていると、子どもたちがすぐ気付くのは「お金はお買い物したらすぐなくなる」ということです。そんな場面で、「お手伝いをするとおはじきがもらえる」といったルールを取り入れるのもよいです。そうすると、お金が増える体験もできますよね。

お金を「使う」ことだけでなく、働いてお金を「稼ぐ」ことも合わせて興味をもってもらうことで、のちに、労働がお金に換わることを体感としてつかめるといいですね。

お手伝い→お小遣い には注意が必要!

子どもが小さいうちに、実際の生活の中で、洗濯物を畳んだら10円、花の水やりをしたら10円などお手伝いをしたらお小遣いを渡すのが子どもの金銭教育にいい とする考えもあるようですが、個人的にはオススメしません。

なぜなら、家庭の中でのお仕事(家事)は本来、家族が仲良く暮らしていくためのもの。家事をすることで、家族が快適に暮らせたり、家族が喜んだりすることが本来の意味だと思うからです。

お手伝いと労働とは別物です。

「わたしがタオルを畳むとお母さんが助かるから畳むね」という純粋な思いやりが「お小遣いが欲しいからタオルを畳むよ」に変わることは、つまりは、見返りを求める行動に変わるということです。

子どものうちから見返りを覚えてしまうと、見返りがないと動かない子どもになってしまいます。損得勘定ではなく、思いやりの心からの「お手伝い」であって欲しいと思います。

線引きすることで「自制心」を育てる

大人が巻き込まれるお金のトラブルにはいろいろありますが、その一因として「自分を抑えられない」ということがあります。自分の欲求が止められない、頼まれたら断れないといった弱さが、買い物依存やギャンブル依存、借金や連帯保証人の問題、経理上の不正や盗みといったさまざまなトラブルや犯罪と関わってきます。

小さいうちから、家庭の中で、ほどよく「我慢する力」を身に付けておくことはとても大事です。

「お菓子代は3日分で200円ね」とか、少し大きな金額のモノを欲しがったときには、「お誕生日のプレゼントにするからそれまで我慢ね」とか、大人が上手に線引をしてあげると、楽しみながら「我慢する」ということを経験できます。

「3日分で200円」と決めて駄菓子屋さんに連れて行くと、子どもは目を輝かせて一生懸命選んだり計算したりします。日にちと予算に制限があると、買うまでも、買ってからも子どもなりに一生懸命考えます。1日目に全部食べてしまったら、2日目、3日目にはなくなること、自分の中でどの順番にいつ食べるか決められる楽しみなど、いろんな経験をします。

また、欲しいモノの棚の前でジタバタ泣き叫ぶ子どもを見かけることがありますが、「誕生日まで我慢ね」など大人が上手に伝えることで、子どもは「我慢」と「手に入れたときの喜び」を経験します。

こうやってお金と関わりながら、自然に「自制心」も養われていくのです。とはいえ、子どもはまだ子ども。「我慢」ばかりではストレスになりますし、自制心がうまく働いていないうちには、欲しいモノに手が伸びてしまうなんてことになっては子どもにとっても残念なことです。身近な親や大人が上手に導いてあげることが大切です。

まとめ

最近よく耳にするようになった、金融リテラシー。金融リテラシーとは、金融商品やサービスの選択、生活設計などで適切に判断するために、最低限身につけるべき金融や経済についての知識と判断力のこと。そして『最低限身につけておきたい「金融リテラシー」』についてお伝えしてきました。

金融リテラシーは、年代に応じで段階をおって身につけていくことも大切で、特に金融リテラシーをしっかり身につけていくための素地になる子どもの金銭教育について、そのコツは、

  • 子どもの金銭教育は「これ買って!」が始まるタイミングで
  • 「使う」と「稼ぐ」をセットにして体験(経験)させる
  • お手伝い→お小遣い には注意が必要!損得勘定だけにならないように言葉を添えることが大事
  • 線引きすることで「自制心」を育てる

お金についての感覚を身につけるのは、その子の人生を左右するほど、とても大事なことです。ですが、小さいうちに、損得勘定に偏った意識になってしまうのは避けなければなりません。

お金の使い方や貯め方を教えるときに、お金はなんのために使うのか、何のために貯めるのかなどお金の正しい考え方もセットで伝えてあげたいものです。

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