こんにちは。前回は変額保険を知るにあたって「現在の貯蓄環境」「変額保険とは」「変額保険の利用方法」について学んできました。今回は、その実例を上げながら簡単にわかりやすく説明していきたいと思います。
前編で変額保険の仕組みや、種類についても勉強しました。理解できたでしょうか?変額保険が、一般の生命保険と違う点を、もう一度思い起こしてください。その上で具体例をみていただきたいと思います。
変額保険の取り扱い
変額保険は、保険会社ならどこでも取り扱いがあるわけではありません。変額保険を扱っている会社と扱わない会社があるからです。ですから、あなたが希望する保険会社に、変額保険の取り扱いがあるかないかを、まずは確かめましょう。
ここで情報です。今まで扱いの無かった保険会社も、一般の貯蓄性保険の販売が難しくなっていること等から変額保険の取り扱いを始めようとする保険会社も出てきていますので、必ず確認は必要です。
そして変額保険を取り扱える人も、保険会社や代理店に勤めている人ならだれでもいいわけでなく、ちゃんと、試験を受け資格のある方でないと説明してはいけないことになっています。その点も確認していきましょう。
今回このサイトでは、主に「ソニー生命」と「アクサ生命」の変額保険をみていきたいと思います。その理由は、最近取り扱いを始めたのではなく、過去の実績のある会社なので、勉強しやすいからです。
アクサ生命
まずはじめに、アクサ生命保険の変額保険「ユニットリンク」です。特徴は勉強した変額保険の特徴を有しています。ソニー生命の変額保険との決定的な違いは、有期型しかないということです。

出典:https://www.axa.co.jp/
有期型というのは期間が定まっていることなので、満期のあるもの。つまり満期が来れば、期間終了時点の満期金を受け取って保障は終了することになります。
ただし、要件を満たしていれば終身保険に変更できたり、満期金の受け取りを年金で受け取る選択が出来たりします。さらに、期の途中での払い済み保険への変更も可能となっています。
また、契約時に保険料を繰り入れる特別勘定の選択ができ、複数の特別勘定の選択時には繰り入れ割合の指定が可能。その繰り入れ割合は、保険期間中の変更も可能となっています。そしてその特別勘定の種類は・・・
- 安定成長バランス型
- 積極運用バランス型
- 日本株式プラス型
- 外国株式プラス型
- 世界債券プラス型
- オーストラリア債券型
- 新興国株式型
- 金融市場型
の8種類から選ぶことが出来ます。なので、一般的にリスクが高いと言われるものから低いものまであり、変更することも可能なので、一時的にリスク回避なども可能ですね。

出典:https://www.axa.co.jp/
なお、パンフレットなどに運用時などのかかる諸費用もあると書いてあったりしますが、保険料以外に支出することはなく、それに含まれているという説明なので良く理解しましょう。
アクサ生命に限らず、ソニー生命でもほかの会社でも、またFP等のセミナーにおいても「長期投資」「資産分散」「時間の分散」を言われることが多く、どの資産をどう増やすかを考えていく事が必要です。
この説明につきましては、この記事を書いた時点での説明になります。具体的な商品内容や概要については、アクサ生命保険にご確認いただきますようお願いいたします。
ソニー生命
ここからはソニー生命の変額保険についてお話していきますが、基本的な変額保険の内容としては同じなので、違うところを中心にお話していきます。
ソニー生命の変額保険は終身型と有期型、それに変額個人年金があります。なので、ソニー生命の中でも有期か終身か年金かの選択が必要となります。
また、加入時の選択で、運用益が一定額以上になると、一定額以上になった部分のみ保険期間内に運用益を受け取ってしまうこともでき、運用している実感を得やすいものとなっています。
そしてソニー生命の変額保険の特別勘定の種類は・・・
- 株式型
- 日本成長株式型
- 世界コア株式型
- 世界株式型
- 債券型
- 世界債券型
- 総合型
- 短期金融市場型
の8種類があります。アクサ生命と同じく割合などの変更が可能です。変更の頻度については保険会社各社で設定が異なりますので確認してください。
また、ソニー生命の変額保険は自分の契約の運用状況をネットで確認するWEBサービスが行われており、リアルタイムで確認することが出来ます。
この説明につきましても、この記事を書いた時点での説明になります。具体的な商品内容や概要については、ソニー生命保険にご確認いただきますようお願いいたします。
運用実績や運用益は?
今まで一緒に勉強してきて、もうお分かりかと思いますが、変額保険は一つだけの商品ではなく、あなたの選択の仕方によっていく通りもの形が考えられます。また、運用実績も選択した「型」や「割合」によって様々です。
ですので、その選択をしていくための参考となる「型」の運用実績などは、各社のホームページに記載されていますので、ご確認ください。
アクサ生命:https://www.axa.co.jp/product/saving/unit-link
ソニー生命:http://www.sonylife.co.jp/contractor/operation/
ちなみに、わたしの個人的な感覚では、債券のようなものはリスクは少ないが増えるのも極端に遅い。株式はニュースで流れる株式市場の状況とほぼ同じ動き。
世界の株式系は動きが激しくハイリスクハイリターン。といった感じです。
変額保険に加入時には、保険会社の資料などで検討し、よく考え、時に他人の話を聞くことがあっても、あくまで自己責任の自己判断で契約することになりますので注意しましょう。
変額保険まとめ
2回にわたり勉強してきました「変額保険」、いかがでしたでしょうか?これを機に、少しでも興味を持っていただけたなら幸いです。
変額保険は、「知らない+分からない=怖い」ではなく、「知る+理解する=利益」となる可能性のあるものです。可能性を排除することなく望んでみることが運用の一歩になるかもしれません。
もちろん運用は変額保険だけではありません。ご自身に合ったものを選択されるといいと思います。でも、その中に、変額保険がある事を知っていただけたらと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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