貯蓄・投資

外貨建て保険に苦情!?リスクはある?FPがメリット・デメリットをわかりやすく解説!

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「外貨建て保険」で苦情が急増しているというニュースが出ていますね。そのニュースの中にもありましたが、「銀行窓口などを通じて販売」する外貨建て保険というのが、キモかなと感じました。

リスクはあるのか?といえば、結論から言うとリスクもあります。ただし、現在の保険販売の現場と経験している者としては、「事前の説明が不十分」なまま外貨建て保険を販売しているケースはそう多くはないのでは・・という印象です。少なくとも、正しい手続きの流れを踏めば、事前の説明不十分なままでは契約が進んでいかない流れにはなっています。

「保険」というだけで、一般的にわかりずらい面があるのに加え、外貨建てとなることで、さらに一般的に分かりづらさが増す保険商品であることは否めません。FPとして、外貨建て保険のメリット・デメリットをわかりやすく解説します。

外貨建て保険とは?

外貨建て保険とは、積立金を外貨で運用する生命保険です。一般的に生命保険会社が販売している外貨建て保険は、アメリカドル(以下、米ドル)かオーストラリアドル(以下、豪ドル)で運用するものが多いです。また保険の種類としては、終身保険、養老保険、個人年金保険などの貯蓄性のある保険があります。

外貨建て保険は、外貨ベースで保険金、保険料、積立金の運用利率(予定利率)等が決まっています。保険料の支払いを外貨でおこない、保険金や解約返戻金なども、原則として外貨で受け取る保険です。ただし、特則や特約を付加し、実際の保険料の払込は円で口座引落となっている場合がほとんどです。

外貨建て保険の6つのメリット!

保険料が割安

外貨保険を選ぶメリットは、同等の保険商品、保険金額であれば、円建ての保険よりも安い保険料で加入できることです。たとえば同じ金額の死亡保障を得るのに、日本円だと2万円の保険料が必要なのに対し、外貨建てでは1万8000円の保険料で済むといったように、円建ての保険よりも保険料が割安です。

日本円建て商品とくらべ予定利率が高い(2019年1月現在)

世界的に金利は低くなっているものの、円建ての保険に比べて利率が高い。長期にわたる運用では金利の差は大きいので、利率の面では圧倒的に外貨建ての保険が有利になります。

リスクヘッジになる

自国の通貨のみ保有していた場合、円安により資産価値が低下するという問題があります。外貨建て資産を保有しておくとリスクヘッジになるという面があります。

相続税対策になる

相続税対策という点では、外貨建ての保険商品に限ったものではありませんが、500万円×法定相続人数までは非課税になるので、現金等で持っているより相続税評価額を下げることができます。

お金に名前をつけることができる

生命保険の死亡保険金は受取人を指定するので、万が一のとき「お金に受取る人の名前をつけておける」ことができることは実は大きなメリットです。

為替差益でプラスがでることもある

解約、保険金受け取りのタイミングによっては、日本円にするとき為替差益で想定よりプラスになることもあります。

ただし、為替リスク(為替のブレ幅)はプラスのこともマイナスのこともあり、円安になる円高になるといった通貨の見通しを熱く語る担当者は信用しないほうがいいかもしれません。数十年の期間で為替の動向を予想できませんし、為替を資産運用のように表現することは適切ではありません。

外貨建て保険の4つのデメリット!

為替差損により、元本割れのリスクがある

予定利率が高く、外貨で見る限りプラスになっていたとしても、保険金や解約返戻金の受取時に円高になっていた場合には損失が発生する場合があります。その場合、為替次第では払い込んだよりも少なるなり、いわゆる元本割れしてしまうこともあります。

為替手数料がかかる

外貨と円の換算の際に為替手数料がかかります。例えば、保険料を支払う場合に、円から外貨へ換算するときは、為替リスクに加えて、為替手数料が発生することも事前に把握しておくことが大切です。

為替変動により支払う保険料が高くなることがある

外貨ベースで保険料が決まっているので、為替変動によって、保険料が想定より高くなることがあります。(逆に安くなることもあります。)

保険特有の諸経費がかかる

外貨保険は貯蓄ではなく保険ですので、保険としての純保険料、付加保険料がかかります。そのため、加入して早期の解約などでは、払込金額より受取金額が下回る場合がほとんどです。また、保険会社、保険商品によって様々ですが、「解約控除」という早期の解約に対する控除があるため払込金額より払込金額が大きく下回ることも多いです。

貯蓄性はありますが、貯蓄ではないので解約に関する事項も事前に確認が必要です。

まとめ

銀行窓口などを通じて販売する外貨建て保険に「説明不十分」の声がでており、苦情が急増しているというというニュースがありました。年齢別では60歳以上の方からの苦情が過半をしめているそうです。

結論からいうと、外貨建て保険はリスクもデメリットもある保険商品です。ですが、メリットもあり正しい知識を持ってうまく取り入れれば非常に魅力的な商品でもあります。

このニュースを見るにつけ、販売者側に非がある点もあるであろうなと思うと同時に、お客様の側にももしかしたら思い込み、思い違い、時間が経って忘れてしまうこと・・などあるかもしれないと感じました。

聞いたときには、その他諸々のメリットに魅力を感じて納得したつもりが、時間が経ってみると、デメリットが目についてしまったり、契約者本人にはメリットと感じたことが、家族にはメリットと感じられないなど、意志の相違もあるかもしれません。

最近ではいわゆる「高齢者募集」の規定もできており、親族の同席や複数回の面談など義務付けられてきていますが、規定の年齢の高齢者でなくとも、少しでも不安があれば、家族の同席や第三者の意見を聞く機会を持つことが望まれます。

今後を考える

外貨建て保険にしても、誰しも、少しでも資産を増やしたい、資産を守りたいという思いで準備しているに違いありません。資産が減ってもいい・・と思いながら外貨建て保険に加入する人はいないですよね。

これからの時代、なんとなく過ごしているだけでは苦しくなるばかり。何かしら手を打たないと、と漠然と感じている人も増えています。

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