貯蓄・投資

学資保険の代わりに米ドル建貯蓄型保険はアリ!?判断の3つのポイント!

投稿日:2017-10-02 更新日:

長期金利の低下や2017年4月の標準利率改定の影響で、いわゆる”貯蓄型”と呼ばれる保険は軒並み売り止めや予定利率が低下しています。

ひと昔前は、「子どもが産まれたら学資保険」一辺倒でしたが、その後は「低解約返戻金型終身保険」を学資代わりに使うという手法が多く使われるようになりました。しかし、2016年後半からは、各社とも予定利率の低下や売り止めになり、いわゆる「学資」「教育費の積立」につかえる、定額保険はほぼ皆無、あっても魅力的とはいい難いプランニングしかできない状況が続いていいます。

そんな中、学資保険の代わりに米ドル建て保険をススメられた!もしくは代わりに加入した!という声も増えてきているようなので、学資保険の代わりに米ドル建て(外貨建て)積立保険の利用はアリなのか検証してみました。

また、加入するかしないかを判断するための3つのポイントもお伝えします。

学資保険の代わりに米ドル建て保険が勧められるようになった背景とは?

学資保険は保険会社にとっては利益がほとんどない商品として知られています。積み立てた金額以上をお客様に保険金としてお支払するのですから儲かるわけがないですね。

それは代理店にとっても同じで、学資保険を売ることで得られる手数料は安く、学資保険の相談だけだと、保険営業マンにとっては、交通費など経費を考えるとマイナスになってしまう程、営業マン泣かせの商品でもあります。

ただし、2017年4月の標準利率引き下げ後も商品を残した保険会社があるのは、学資保険は「ドアノック商品」として、新規顧客の開拓には欠かせない商品でもあるからです。優秀な営業マンは、この学資保険をきっかけに、家族全体の保障の見直しや別の保険商品の販売につなげるのがセオリーなのです。

以前は「学資保険の相談をしたら低解約返戻金型終身保険を勧められた」という声をよく耳にしましたが、その背景にはこういう事情があったのです。

しかし、その低解約返戻金型終身保険も予定利率の引き下げによって値上げや販売停止に追い込まれ、もはや学資保険代わりに使える商品ではなくなりました。

そこで台頭してきたのが、外貨建(米ドル建て)保険を学資保険の代わりにご提案する動きです。

米ドル建て(外貨建て)保険のメリット・デメリットとは?

外貨建て保険にもメリット・デメリットがあります。メリットとしては、軒並み予定利率が下がってしまった円建ての保険より、高い利回りを期待できる点があります。

ただし、いわゆる設計書でみる解約返戻金や解約返戻率は外貨建てでみたときの数字が記載されています。メリットをメリットとして享受できるのは為替の状況がよかったら・・という点は超重要です。

デメリットは、為替手数料が掛かること、為替変動で損失が発生する可能性があることも、米ドル建て保険共通のデメリットです。受取時の為替レートが円安になればいいですが、円高になれば払い込んだ保険料が目減りするリスクがあります。

学資保険代わりに外貨建て保険加入はアリ!?判断の3つのポイント!

まず、最初にお伝えしたいことは、外貨建て保険や米ドル建て保険が、良い商品か悪い商品かという議論ではないということです。

あくまで、学資保険代わりに外貨建て保険に加入するかしないかの判断のポイントです。3つお伝えしていきますね。

①外貨建て保険は「貯蓄」より「投資」と認識できるかどうか?

外貨建て保険にはリスクがあり、教育資金を「貯蓄」ではなく「投資」で準備する商品と理解して始めることが大事です。

「学資プラン」などのように名前が付けられると、従来の学資保険のイメージが重なって、なんとなく安心して利用してしまいがちですが、為替リスクのある投資商品と認識してスタートすべきです。もちろん、「どうしてもリスクは嫌!」という方は、どんなに営業マンにいろんな理由でオススメされようとも、加入すべきではないと思います。

②留学も視野に入っているなど、外貨で受けとる事も選択肢にできるかどうか?

留学なども視野に入っていて、あえて米ドル資産を増やそうとしているのであれば問題はありません。保険料は円に換算して払い込みし、保険金・解約返戻金は米ドルもしくは円のいずれかを選択できるようになっています。

一般的には大学進学時にまとまった資金を準備しておきたいという目的があると思いますが、その時に、円安であるかどうか(日本円で払い込んだより日本円でみて増えているかどうか)はわかりません。急激な円高で円換算すると払込み金額を大きく下回っている!ということも十分ありえます。

そういったときには、リスク軽減の手段として、外貨で受取り、為替の状況がよくなるまで様子をみるという方法があります。銀行で外貨口座を開設し、外貨で受け取るので、難しいことではないのですが、例えば子どもが17歳のとき、18歳のときと限定しなければならないとしたら、このリスク軽減方法は有効とはいえません。

この商品がいいか悪いかではなく、あなたのご家庭の教育資金準備の方法として合っているかどうか・・?

こういった視点で加入すべきかどうか判断してみると良いと思います。

③投資の3分の1ルールに当てはめてみる

外貨建て保険は「投資」と認識でき、為替リスクを含め、外貨で受け取るなどリスク軽減の方法も理解できたという場合であっても、米ドル建て養老保険を勧められた際には、“投資型は1/3程度まで”というルールに当てはまるかどうかで検討してみるといいと思います。

例えば、月々教育費の積立を3万円しようと決めた場合に、3万円すべてを外貨建て保険の積立にするのではなく、3分の1ルールに当てはめ、1万円を外貨建て保険に積み立てるといった方法です。

万が一、教育資金が必要な時期に急激な円高になり損をしそう!という時にも、損をして円建てて受け取るのではなく、円に戻す時期を自分で判断する余地があるように、ほかは安全資産での積立を組み入れていきましょう。

もし良い商品と判断した場合にもリスク過多にならにようにすることがポイントです。

まとめ

最近、ネット上にも、学資保険の代わりに外貨建て保険に加入するのはどうでしょう?といった検索が多かったようなので、ポイントをまとめてみました。

「学資保険代わりに・・」というフレーズで、リスク性商品のイメージが薄れてしまうのか子育て世代の方が、この保険を学資目的につかっているケースもちらちら見かけるようになりました。

期間中、いくら「ドルコスト平均法でリスクが軽減されている」とはいえ、自分が必要な時期に急激な円高局面の場合には、払込保険料を下回る可能性も十分あることは認識すべきです。

①価格変動リスクのある商品で教育資金を準備していると認識できるかどうか
②外貨で受け取るパターンまで想定できるかどうか
③投資の3分の1ルールに当てはまっているかどうか

この3つのポイントで、あなたの家の教育資金準備に外貨建て保険がアリかどうか、しっかり判断してみてくださいね。

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