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母子家庭の現状とシングルマザーの収入事情とは?子どもの貧困の現実と豊かな生活を送るコツとは?

投稿日:2017-08-29 更新日:

我が家もシングル家庭です。シングルマザー歴16年。ひとり親家庭の貧困問題がクローズアップされていますが、「もっと気楽に暮らしているのでは?」とか、「勝手に離婚したのだから自業自得」とかいう声も一部にはあるようです。ここでは、母子家庭の現状とシングルマザーの収入事情をみていきます。

ひとり親家庭の貧困は同時に子どもの貧困にもつながっています。子どもの貧困の問題は、母子家庭に限ったことではありませんが、現実を知り、自分が経験してきたことも踏まえて、少しでも豊かな生活を送るためのコツもお伝えしていきます。

母子家庭の現状は?

平成27年厚生労働省「ひとり親家庭等の現状について」によると、ひとり親世帯数の数は、昭和63年からの25年間で、母子世帯は1.5倍、父子世帯は1.3倍に増加しています。

就業状況をみると、母子世帯の就業率は80.6%と高く、OECD(経済協力開発機構)の中では2位。ただし、その内訳は正規雇用が43.0% 、非正規雇用が57.0% と、非正規雇用が正規雇用を上回っているという現状があります。

ひとり親家庭の養育費受取率は、約2割と想像通り多くなく、大学等への進学率は、母子家庭では23.9% 。全世帯では53.7%ですから、大学への進学率は一般家庭と比べると大きく下回っていることがわかります。

また、ひとり親家庭の相対的貧困率(2012年)は54.6% と半数を上回り、大人が2人以上いる
世帯の相対的貧困率が12.4%であるのに比べ、貧困率の高さが窺えます。

母子世帯の平均年間就労収入は、平均181万円(正規 :270万円、非正規:125万円 )となっており、一般世帯の平均給与所得は、女性269万円、男性507万円。正規社員では、一般世帯の女性とは変わらないものの、非正規社員ではやはりかなり厳しい現実となることが数字をみても想像できます。

シングルマザーの収入事情

先程は、勤労収入を見てきましたが、実際には、シングルマザーの収入源は勤労所得だけではないケースも多いです。シングルマザーの収入事情は、「もっと働けばいい」というような単純な問題でない事情もあるようです。収入源をみてみましょう。

給与

パート、アルバイトという非正規社員にしろ、正規社員にしろ給与所得を得ているケースが多いです。また、朝から晩まで働いても豊かにならないという現状がある一方で、児童扶養手当との兼ね合いを考えて仕事をセーブしているという人もいるかと思います。

各種手当て

所得制限はありますが毎月支給される「児童扶養手当」「児童手当」の他、「住宅手当」など地域によって異なる手当もあります。

その兼ね合いで、シングルマザーにとっては、子供と一緒に過ごす時間をすり減らして、長時間働いてでも収入を増やすのがいいのか、仕事をセーブして手当を受給しながら生活した方がよいのかと迷うケースもあります。

養育費

養育費については、離婚時に取り決めをした割合が37.7%なのに対し、実際の受取率は19.7%と高くありません。

「離婚」するタイミングでは将来のお金のことまでじっくり考える時間も心のゆとりもなく、養育費もいらないからとにかく別れたい!というケースもあるかと思いますが、子どものためにも父親としての義務は果たしてもらいたいところです。

貧困率とは

貧困には絶対的貧困と相対的貧困があります。絶対的貧困とは、生きていくために必要な衣食住が維持できない状態をと言い、発展途上国に見られる飢餓問題や、ストリートチルドレンと呼ばれる子どもたちが該当します。

貧困率とは、所得が国民の「平均値」の半分に満たない人の割合のことで、一般には、経済協力開発機構(OECD)の指標に基づく「相対的貧困率」を言います。

日本の相対的貧困率は15.7%、子ども(18歳未満)の相対的貧困率は14.2%。OECD加盟30か国の平均値10.2%を大きく上回る結果となっています。

また、2000年代半ばでも、OECDが発表している日本の相対的貧困率は14.9%(04年調査)で、メキシコ、トルコ、米国に次いで4番目の高い数字。イメージとして日本と「貧困」という言葉が重なりずらい印象はあるのですが、実態はかなり厳しい状況になっているということです。

その後、厚生労働大臣の発表によって、この時点からさらに日本の貧困が進んでいることが浮き彫りになり、およそ日本国民の7人に1人が「貧困状態」であるという結果になっています。

子どもの貧困問題とは

貧困率が高いということは、貧困家庭で育つ子どもが多いということです。しかも、子どもの貧困は連鎖すると言われています。

所得の低い家庭で育った子どもは十分な教育が受けられないため、低学力となり、必然的に低学歴になってしまう傾向にあります。すると安定した職業に就くことが難しく、結婚して子どもが生まれても十分な教育ができない、という貧困ゆえの連鎖に陥ってしまうのです。

少しでも豊かな生活を送るコツとは?

母子家庭が貧困から抜け出すための解決策として、非正規雇用から脱し、シングルマザーの正規雇用を増やすことが考えられます。

シングルマザーのキャリア支援として資格取得講座の開催や、就業支援策を実施している自治体も増えてきていますが、そもそも、家事育児の両立で忙しいシングルマザーには、このような取り組みはあまり認知されていない場合も多いのです。

まずは、このような支援の認知を増やし、1人でも多くの非正規雇用のシングルマザーを減らすことから始めなければいけないでしょう。

シングルマザーが豊かになるためのココロの持ち方

私もそうでしたが、シングルになりたての時には、長期的、将来的な見通しをたてる心の余裕がなく、たちまち「食べていかななければ」「生きていかなければ」の思いが強いのだと思います。

ですが、子供が小さいうちは自由がきかないとか、できるだけ子供と過ごす時間がつくりたいという思いだけで非正規雇用で働きはじめてしまうと、なかなか正規雇用に移ることも難しいです。

子どもの手が離れてから・・と思っているうちに、歳もとり、ますます正規雇用に対して高い壁が立ちはだかります。

シングルになったすぐには難しいことでもありますが、目先の生活だけでなく、長期的、将来的に子どもの教育や将来まで見通してみることを心に止めておくと良いかもしれません。

結局シンママはいくら稼げばいいの?

貧困率から家計の収支などを見ていくと、月収は15万円以上は欲しいところです。ただ、アルバイトやパートで15万円以上稼ぐのはかなり難しいです。

まずは月収10万円をキープしつつ、養育費のことも一度向き合うべき点かもしれません。さらに、正社員での就職を探すか、資格取得の支援制度を利用してキャリアアップを図ります。

最近では、インターネットを使って在宅収入を得ることも可能になってきています。在宅といっても、昔の内職のイメージとは違い、インターネットさえ繋がればやりようによっては、パート収入程度のネット収入を得ることは十分可能です。

私も、日中は別の仕事を持ちながら、こうやって在宅で収入を得ています。

子どもが18歳になれば各手当や医療費の免除もなくなってしまいます。そのときには、本当にあなたの収入だけで家庭を支えなければならないのです。さらに、子どもが大学、専門学校に進学するとすると、手当もない、あなたの収入だけでまかなっていくことになるのです。

正社員での仕事ももちろんありですし、得意なことやスキルを活かしてフリーランスで働くこともいいでしょう。給与収入を得ながらネットビジネスで事業所得を得る・・など、いろんな可能性が広がっています。少し視野を広げてみてもいいかもしれませんね。

まとめ

「所得が国民の平均値より半分以下の人(詳細は下記参照)」を相対的貧困といい、日本では今、ひとり親世帯の相対的貧困率の高さが問題になっています。

母子世帯の就業率は80.6%と高く、その内訳は正規雇用が43.0% 、非正規雇用が57.0%となっています。つまり就業率は高いものの、所得が少ないことが貧困につながっているということです。

母子世帯が少しでも豊かになるためには

  • 非正規雇用から正規雇用になるための行動をおこす
  • 養育費の問題と向き合う
  • 資格取得の支援制度を利用してキャリアアップを図り
  • フリーランスで働く
  • 給与所得をもらいながら副業で稼ぐ

など、選択肢は広がっています。目先のお金、目先の気持ちだけでなく、子どもと自分の未来のために長期的な見通しをたてていくことが大切です。

いっしょにがんばりましょう。

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