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「貯蓄・年金・保険」老後に困らない選択シリーズ第一弾!貯蓄性保険がダメってホント!?

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「老後のためにいくら準備しておけばいいですか?」「低金利でどこに預ければいいか困っています。」こういったご質問を多くいただきます。

「貯蓄・年金・保険」老後に困らないた選択シリーズとして、「我が家にはどの方法がいいのか」を決めていくために必要な考え方のヒントをシリーズでお伝えしていきます。

貯蓄性保険はダメってホント?

「保険で老後に備えたい」という人が結構いらっしゃいます。これに対し、ネット上では「保険で老後に備える!という考え方は間違っている!」という趣旨の記事もよく見かけます。

実際、ファイナンシャルプランナーの中には「貯蓄型の保険には入るべきではない!」と言う人もたくさんいるんです。どうして「入るべきではない!」「貯蓄性保険はダメ!」と言われるんでしょうか?

私はFPでもありますが、「貯蓄性保険はダメ」とは思っていないんですね。ここではメリット・デメリットを知ってもらった上で、あなたにとって貯蓄性保険がいいか、悪いかを判断する材料にしていただきたいと思います。

貯蓄性保険のメリット・デメリットとは

貯蓄性保険のメリットとは

保障と貯蓄が同時にできる

死亡や病気・ケガなど、いざという時に保険金(給付金)が出るだけでなく、満期時や解約をした時も、お金が戻ってきます。商品、解約する時期や保険料の支払い方法によって、戻り率は変わります。ただし、解約して解約返戻金を受け取ると、当然保障はなくなります。

注意が必要なのは、貯蓄性保険に、入院の特約をつけているようなケース。例えば60歳で貯蓄性保険の部分を解約して老後資金として使いたいという場合に、解約をして現金化すると、入院の保障がなくなる!ということになります。

そのとき、健康状態もよく他の医療保険に加入できればいいですが、健康状態によりますし、とうぜん60代といえば医療保険の保険料もそこそこお高いということになります。

貯蓄性保険のメリットを活かすには、入院特約などはセットせず、あくまでシンプルに貯蓄部分だけでの加入にすることが大切です。

定期預金より戻り率が良い

たとえば、年金利0.02%のA銀行.定期預金(2015年1月現在)と、戻り率110%のB保険会社.終身保険(低解約返戻金型)で、それぞれ毎月10,000円を30年間(360万円)積み立てた場合で比較してみましょう。

A銀行.定期預金

360万576円=10,000円×12ヶ月×30年+(10,000円×年金利0.02%×80%×30年)

→576円増える(利子所得には一律20%の課税がされます)

 

B保険会社.終身保険(低解約返戻金型)

396万円=10,000円×12ヶ月×30年×110%

→36万円増える(一時所得となる保険の戻り金は、増えた金額が50万円を超えなければ、課税されません)

こうやって比較すると、保険で貯蓄が悪いわけではないのはおわかりいただけると思います。

貯蓄体質になりやすい

下記2つの理由により、確実にお金が貯まる仕組みがつくられます。

  • 積み立てる保険料が、毎月、自動的に口座から天引きされる
  • 途中で解約すると、戻り金が支払った保険料を下回る場合がある←デメリットでもあります。

毎月の貯蓄額を決めず、とりあえず余った分だけ貯蓄に回すタイプの人や、貯金額は決めていても、海外旅行などのイベントの際、貯蓄をとり崩してしまい、結果的になかなかお金が貯まらないタイプの人には、この貯蓄型保険をオススメします。

自動天引きならば、毎月自然に貯蓄できていることになりますし、カード払いにしておけば、結構ポイントも貯まります。銀行や郵便貯金のように簡単に引き出せません。初めから、ないものとしているので、我慢する必要もなく、精神衛生上もラクです。

また、「途中で解約すると損をする」ことがブレーキになり「手元にあるお金でなんとかやりくりする習慣がついた」というメリットを上げる方も多いです。

貯蓄性保険のデメリットとは

保険料が高い

たとえば、40歳男性が、死亡保障500万円のC社.掛け捨て型の保険と、同じ保障額で戻り率103.8%のD社.終身保険(低解約返戻金型)に加入した場合、それぞれ月額保険料を比較してみましょう。

C社.掛け捨て型の保険

2,005円

D社.終身保険(低解約返戻金型)

17,470円

お金を積み立てる分、掛け捨て型の保険に比べて、貯蓄型の保険は、8.7倍近く保険料が高くなります。ただし、掛け捨て型の保険を選択した方は、別途、貯蓄資金を用意する必要があります。

  • 参考:この例でいうと、保険料の差額は15,465円。この差を60歳までの20年貯金すると3,711,600円、(金利は考慮しておりません)。D社の終身保険の60歳時点の解約返戻金は4,355,900円。その差は、644,300円。保険料は8.7倍ほど高いこたとはデメリットですが、貯蓄性の部分でみると掛け捨て保障+貯蓄をした場合と比べ、64万円ほどのメリットがあります。

保険期間中に解約すると、戻り率が100%を下回る場合がある

保険会社は、契約者からお預りした保険料を元手に、将来の支払に備え、お金を増やす運用をしています。運用には、長期の時間が必要であり、途中で解約すると、戻ってくるお金(解約返戻金)が、これまで支払った保険料の総額より少なくなるのです。

下回る場合があるというよりは、ほぼ必ず下回りますと表現したほうがふさわしいです。

上記の例でいうと、例えば10年後の50歳で解約した場合の保険料払込総額が2,096,400円なのに対し、解約返戻金額は1,467,600円。628,800円のマイナスということになります。これこそが、貯蓄性保険で貯蓄をしようとする時の最大のデメリットです。

インフレリスクがある

貯蓄型保険の多くは、契約した時点で、将来、戻ってくるお金が確定します。ですから、貯蓄型保険でお金を増やしても、インフレが進んで物価が上がっていたら、もらえるお金が減ったのと同じ状態になります。

※貯蓄性保険の中でも、保険金や戻り金が変動する外貨建てや変額保険、積立利率変動型保険は、インフレリスクに強い保険とされています。が、やはり別のデメリットもあるので十分に検討することが必要です。

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貯蓄性保険はダメなのか?のまとめ

結論から言うと、貯蓄性保険はダメなわけではない!が私の結論です。

貯蓄性保険を保険会社の担当者や、保険ショップ店員に進められるままに、無計画に加入するのはダメということです。

貯蓄性保険のメリットを最大限活かして、デメリットを最小限に押さえるには、

  • 現預金(流動性資金)の準備はしておく→不用意な中途解約を避ける
  • いつ、現金化したいか、自分のライフプランに合わせた設計をして加入する
  • 無理のない金額で加入する
  • 投資信託、債券、外貨預金などを組み合わせた資産運用も取り入れる

株や資産運用ほどの大きなリスクがなく、定期預金より戻り率が大きい貯蓄型保険は、貯蓄手段として、一つの選択肢となります。ただし、超低金利のいま、ご自身でお金を管理し、資産運用ができるような方は、貯蓄型保険にこだわる必要はないかと思います。

いまの豊かな暮らし、老後の豊かなゆとりある暮らしを手に入れるため
いっしょにがんばりましょう♪

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