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クレジットカードの審査落ち!?審査に通らない3つの理由と対処法とは?

投稿日:2017-07-16 更新日:

クレジットカードの申し込みをしたけれど審査落ち。こんな経験をされた方もなかにはいらっしゃるんではないでしょうか。

かく云う私も、審査落ちの経験があり、まるで「人生を否定されたような・・」(ちょっと大げさですけど 笑)イヤーな気分になったことがあります。

ここでは、審査に通らない3つの考えられる大きな理由と、いざ審査に落ちた!、審査に落ちたくない!という場合の対処法をお伝えしていきます。

審査に通らない3つの理由とは?

  • 申込者属性(年収、勤続年数など)がカード発行基準を満たしていない
  • 個人信用情報機関に登録されている内容に「事故情報(ブラック)」が存在している
  • 個人信用情報機関にカードやローンの利用履歴が全く存在していない

クレジットカードの審査はカード発行会社や種類によって審査基準が異なります。基準が甘いものもあれば厳しいものもあるため、審査に通るものと通らないものがあるのです。

クレジットカード会社が行う審査は、どの会社でも基本的に内容は同じですがスコアリング審査の基準が異なりますので、同じ属性であっても審査に通る確率は違ってくるのです。

1つずつ說明しますね。

  • 理由① 申込者属性(年収、勤続年数など)がカード発行基準を満たしていない

申込者属性が発行基準を満たさない時、業界では「属性が弱い」というような言い方をします。その具体例としては、契約社員で年収200万円、勤続2ヵ月、賃貸アパートでの居住6ヵ月、携帯電話のみの使用で固定電話なし・・というケースなど。

最近でこそ、携帯電話だけでも審査には通るようになってきていますが、自宅に固定電話がある場合は、必ず固定電話番号も記載するのが良いです。

「お金を貸す」という立場になった時を考えてみてください。年収が少なめ→返済ができなくなるのでは?。勤続2ヶ月→また職を変わるかも。収入がなくなれば返済できなくなるし、連絡も取れなくなるのでは?。賃貸アパート居住6ヶ月→住まいを転々として連絡をとれなくなるのでは?。携帯のみで固定電話なし→携帯番号を変えてしまえば、音信不通になるよね。

という風に、返済できなくなること、音信不通になることがリスクと判断されるのです。

  • 理由② 個人信用情報機関に登録されている内容に「事故情報(ブラック)」が存在している

借入総額や借入件数などの借入状況とその支払状況は、信用情報として記載されます。クレジットカードの審査落ちの理由の殆どは個人信用情報にあります。属性に何の問題がなくても信用情報に問題があると、それだけで審査落ちになる可能性は一気に高くなります。

信用情報に問題がある=リスクが高い、と判断し否決としているのです。そして「ブラック」と呼ばれる状態は、与信審査に通らない条件のなかで、最も状況的に難しいです。

この場合には、個人信用情報機関に登録されているネガティブな情報(支払い遅延や滞納、多重債務、自己破産など)が抹消される時期を待った上で、再申込をするというのが理想的な方法です。逆にその期間を経過しない間は、何度申し込んでも無理なケースがほとんどです。

ここで注意しなければならないのが、「審査断られたから・・」という理由で短期間のうちに、様々なカードに挑戦(再申込)をする・・ということ。実は、審査に通らず、カードが作れたなかった場合にも、個人信用情報機関には「申込みをした」(でもカード発行には至っていない)という情報が残ります。

「何度も申し込みをしている=怪しい申込者」という視点から本人属性がさらに不利になってしまうこともあり悪循環です。

ちなみに、「ブラックリストに載っている」なんていい方をしますが、実際にはブラックな方のリストが存在するわけではありません。業界用語で個人信用情報機関に事故情報(延滞情報など)が登録されている状態を「ブラック」と呼んでいるケースが多いです。

  • 理由③ 個人信用情報機関にカードやクレジットの利用履歴が全く無い

カードやクレジットの利用履歴が全くない方は、「返済遅れもない潔白な人」というのは、利用者側の心理なんです。

これまで全く利用経験のないAさんの場合は「情報が登録されていない・・」という状態となっているのです。この状況は、過去に金融事故を起こし、そのデータが抹消されたばかりのブラックだった人と同じデータとなります。

まったく事故履歴も利用履歴のない人は、クレジット会社にとって、「未知数な人」を判断されるため意外にも審査に通らないことがあります。

クレジット会社(お金を貸す側)的には、過去に利用してきちんと遅れなく返済した実績のある人のほうを信用するというスタンスなのです。

審査に通らない時の対処法と審査に通らなくならない為に注意すべき点!

カードローンやクレジットカード会社の中には、他社審査に落ちてすぐ「再チャレンジ!」という形で申込みをしてきた人を、「殆どの確率で自動的に審査に落とす」という大変厳しいシステムにしているところも存在しています。

審査に通らない時の対処法

つまり、一度審査に落ちてしまったら、すぐ次再挑戦するのではなく、個人信用情報機関に「申込み情報」が登録されている期間(6ヶ月)はカード発行への衝動を抑えて、6ヵ月が過ぎた段階で、再申込みを行うのが対応策としてもっとも有効と思われます。

ただし、ブラック(事故情報)に登録されている場合にはその事故内容により、事故の解消から5年ないしは7年、もしくは10年の期間の経過が必要です。ブラックに該当する場合には、半年経ったからと言って再申し込みしてもまた審査に通らないということになるので判断が必要です。

審査に通らなくならないための注意点

クレジットカードは、発行する会社によって独立系・銀行系、信販系、流通系、消費者金融系に分類されます。

独立系・銀行系カードの審査は厳しく、逆に流通系や消費者金融系のクレジットカードは審査に通りやすいことで有名です。

自分の属性があまり高くないと感じる場合には、審査のハードルが低いと言われる流通系や消費者金融系のクレジットカードの申し込みをし、利用して、きちんと返済しているという実績を積重ねることが大切です。

また審査に通るからといって、不必要なカードを一度に何枚も作ることはオススメできません。短期間に複数枚のカード申し込み履歴があると、何枚目かで審査に落ちる!ということになりかねません。

延滞などの情報は数年間保存されます。クレジットカードやカードローンの返済については注意しているのに、携帯電話の支払いや奨学金の返済が遅れたり滞ったりしてもあまり気にしていない方もいます。

もし口座残高が足りずに請求額を払えなかったというときは、すぐにカード会社に連絡してください。振込先を伝えられるので返済します。早めに対処すれば、信用情報機関で延滞マークが付かずに済むことがあります。

携帯電話の支払いも、奨学金の返済も滞れば信用情報に登録されます。いざマイホーム購入で住宅ローン審査を申し込んでみると、意外にも審査に通らない若夫婦は多いのです。

よくよく事情を尋ねると、「ああ、何年か前に、携帯代払うの遅れたけど、それが何か!?」という方がありますがありますが、これらの返済(支払い)についても、クレジットカードの返済等と同等、甘くみてはいけないのです。

まとめ

クレジットカードの審査落ち!審査が通らない場合の主な理由は

  • 申込者属性(年収、勤続年数など)がカード発行基準を満たしていない
  • 個人信用情報機関に登録されている内容に「事故情報(ブラック)」が存在している
  • 個人信用情報機関にカードやローンの利用履歴が全く存在していない

大きく分けるとこの3点。審査に落ちた!という場合、慌てて他のクレジットカードの申し込みをするのではなく、少なくとも6ヶ月期間を空けてから再申し込みするというのがセオリーです。

ただし、ブラックが原因の審査落ちの場合、ブラックの内容によって、情報の保存期間が違います。内容により、5年、7年、10年などありますので、自分が審査に落ちた理由を確認してみることも大事です。

全く見に覚えがない!と言う場合には、自分で信用情報を開示してみるという手続きもできます。特に延滞情報の場合、信用情報機関にブラック情報が登録されていることに気が付かないケースもあるので、身に覚えがないと言う場合には有効です。

最近では、ネット完結で簡単に申し込みができるクレジットカード。さらには携帯電話の支払いや奨学金返済など、安易に延滞していまっている人もいますが、信用情報機関に事故情報が登録されてしまうと、いざマイホーム!で住宅ローンを組むといった時に、審査に通らないという現実が!!一生を左右する事態にもなりかねませんので、細心の注意が必要です。

上手に利用すれば、便利でお得なクレジットカード。押さえるべきポイントを押さえつつ、楽しいクレジットカードライフを送りたいものですね。

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