大きな成功を収めている経営者やスポーツ選手、芸術家など、その道で成功を収めている人には、必ずといっていいほど「メンター」の存在があることに気がつきます。
メンターとは指導者。ネットビジネスの世界では特にその重要性が高く、よきメンターに巡り会えることが、成功のカギを握っているといっても過言ではないほどです。
ここでは、そもそもメンターとは何か?そしてネットビジネスにおけるメンターの役割と必要性を知って、よきメンターに巡り合うための考え方やポイントをお伝えします。
良きメンターにめぐりあい、ネットビジネスの成功を加速させましょう。
Contents
メンターとは
メンターの由来
メンターは、ホメロス (Homer)の叙述詩『オデュッセイア(The Odyssey)』の登場人物である「メントール(Mentor)」という男性の名前にその語源があります。
このメントールという男性は、オデュッセウス王のかつての僚友であり、王の息子テレマコス(Telemakhos)の教育を託された賢者でした。メントールは王の息子にとり、良き指導者、良き理解者、良き支援者としての役割を果たした人物のことです。
この由来に基づき、メントールが、英語では、メンター(Mentor)と言われるようになりました。心、精神の意味のメンタルとは語源的には関連性はありません。
メンターの役割
メンターとは、つまりは指導者。「師匠」のほうがピッタリくるかもしれません。
メンターの役割は、成功体験を実現するためのお手本をロールモデルとして、他に見せ、目標達成のイメージを明確にし、成功した時の楽しさ、やりがいを「語る」ことで、ビジネスのやる気を高めることです。
自分の体験を教えるだけでなく、現状把握を通して、どのように対応するべきかを自分で考える支援をします。中長期的なキャリア支援をすることで、やる気を高め、ビジネスの目標の達成を通して、人間的な成長も支援します。
ネットビジネスにおけるメンターの役割とは?
ネットビジネス初心者はもちろん、ある程度経験し、ある程度成果を出している人であっても、ビジネスにおいての悩みや迷いはつきません。
- 初心者で、何をどうしたいいか分からない
- 始めてみたけど、どうすれば稼げるようになるのか分からない
- 月収10万になったけど、その後は何を目指せばいいか分からない
など、どの段階も、その本人にとっては初めての経験なため、悩みや迷いはつきないものです。つまりそれぞれの「ステージにおけるゴール」と「そこに至るまでの道筋」が分からない、というのが悩みや迷いの原因なんですね。
自分のやろうとしていることは間違いないのか、このまま進めていて問題ないのか、ゴールはどこにあるのか。いつまで今の作業でいいのかなど、一定の成果がでて、確固たる自信を手に入れるまでは、手探りで出口のない暗闇のトンネルを歩いているような状態です。
そんなとき
「この調子で進めば大丈夫。このまま更に進めましょう。」
「こういう工夫をしてください。」
「この作業が欠けているので追加しましょう。」
「これこれの段階になったら次のステージにすすみましょう。」
と、進むべき方向性を示し、ゴールまでの道筋を照らし示してくれるのがメンターの役割です。
ネットビジネスにおけるメンターの必要性
一般のビジネスでも、スポーツ、趣味、芸術に至るまで、目標に最短で到達するためには、独学で進むのではなく誰かに師事して学ぶケースがほとんどではないでしょうか。
スポーツならスポーツ教室、ヴァイオリンならヴァイオリンの先生、大学受験なら家庭教師か塾。お金を払って先生に習いますよね。
実は、独学期間が長ければ長いほど独特な癖がつき、それが習慣化していまい、あとで軌道修正するのに苦労します。
そうなると、先ずは悪い癖や習慣を修正するのに時間がかかってしまい、ゼロからのスタートどころか、マイナスからのスタートになってしまいます。これでは成功を加速するどころか、遅らせてしまうことになりかねませんよね。
初心者だからこそ、変な癖や知識が付く前に正しい知識とスキルをもった指導者に教えてもらうことが重要です。
進むべき道を示してもらい、ゴールまで最短スピードで到達する。その中で余計な作業を削ぎ、必要な情報を得ながら作業を進める。これこそが、スピード成功への近道です。
余談ですが、スポーツでも芸術でも塾でも、誰かに師事する時にはお金を払いますし、払うのが当たり前ですよね。それなのに、なぜかネットビジネスの世界では、「無料で学びたい」「無料で教えてほしい」の声が多いのは不思議です。あなたが本気で成功したいなら、無料は無料でしかない、ということも念頭にいれておくべきだと思います。
よきメンターに出会うための心構えと選ぶポイント
メンターを探すときの心構え
よきメンター「師匠」に出会うためには、師事を受ける側(メンティ)にも心構えが必要です。先程、無料は無料なり・・とお伝えしましたが、お金を払うからといっても払うから教えてもらって当然!という姿勢では、メンターとの信頼関係は築けません。
今の時代は、TwitterやFacebookなどのSNSで、結果を出しているその道の成功者に、直接連絡ができる時代です。
とはいえ、面識もない人に(SNS上では面識がある人はなかなかないですが・・)「いくら稼いでますか?」「いくら稼げるようになりますか?」「お金をかけずに最短で儲けたい!」などと突然メッセージが来たらどんな気分になるでしょうか。
やはり、顔が見えないといえども、礼節と敬意をはらって接するというのは当然で、なんどかのやり取りののち、自分にとって「この人は自分のメンターではないな」と感じたとしても、きちんと対応するようにしたいものです。
メンターを選ぶポイント
メンターを選ぶの条件として一番重要なのは、「あなたが得たい結果を得続けている人」ということです。
成功したと言われる人の中には、いわゆる一発屋のような人もいます。そういう人はその人は成功したけれども、再現性がなくあなたには学ぶべきことがないかもしれません。
メンターの2つ目の条件は、「人間的に好きか」ということです。もしメンターになってもらった場合、あなたは、ずっとその人からアドバイスをもらうことになります。
なんとなく人間的に好きじゃない、少しのやり取りの中でもなんだか相性がよくないという相手もいると思います。人によっては、自分が得たい結果の部分で得るものがあればメンターになりえるという考えもありますが、私はやはり「人間的に好きか」の部分は非常に重要だと思います。
まとめ
- メンターとは指導者であり師匠
- ネットビジネスの悩みはそれぞれの「ステージにおけるゴール」と「そこに至るまでの道筋」が分からないこと
- 進むべき方向性を示し、ゴールまでの道筋を照らし示してくれるのがメンターの役割
- メンターを選ぶポイントは二つ
- 「あなたが得たい結果を得続けている人」
- 「人間的に好きか」
あなたがネットビジネスを志す目的はなんだったでしょうか?
スキルを身につけること?記事を書くこと?
最短で収益をあげて稼ぐことではないでしょうか。独学で、悪い癖や間違った習慣が身についてしまい、修正に時間がかかってしまう。「無料で」にこだわるあまり、メンターと思った相手に利用されたり騙されたり、稼ぐことのできないノウハウを集めて終わりになってしまう。これらは、あなたの本意ではないはずです。
ゴールまでの道筋を照らし示してくれるのがメンターです。良きメンターに巡り会い、あなたもスピード成功しましょう。
一緒にがんばりましょう♪