貯蓄・投資

みんなのクレジット行政処分の期間終了して2ヶ月目、再開はいつ!?株式譲渡は朗報か悲報か?

投稿日:2017-06-07 更新日:

みんなのクレジットが平成29年3月30日で関東財務局より行政処分を受けてから3ヶ月目、行政処分が明けてから既に2ヶ月超が経過しましたが、未だ通常業務は行っていないようです。新規募集を含む通常業務の再開はいったいいつになるのでしょうか。

5月28日(日)償還・分配予定だった案件については、事務処理の都合上という理由により1日ほど期間は過ぎたようですが、無事償還・分配されたようですね。そんな中、6月5日付けで、親会社であった株式会社ブルーウォールジャパンが、子会社の移動(株式譲渡)をHP上で発表しています。これは朗報なのか悲報なのか?気になるので調べてみました。

通常業務の再開はいったいいつになるのか?再開目処はあるの?

4月29日付けでみんなのクレジットのHP上に掲載された文書は下記のとおり。

弊社の金融商品取引業務の休止について

 弊社では、平成29年3月30日付の弊社に対する業務改善命令に基づき着手中の内部管理態勢の再構築につきまして、その整備の間、自主的に弊社の金融商品取引業を引き続き休止することといたしました。

休止の内容は以下の通りであります。

【休止の期間】
 平成29年4月30日から内部管理態勢が整うまで

【休止いたします金融商品取引業】
 ① 新規ローンファンドの募集
 ② 新規投資のお申し込み
 ③ 新規会員募集

【通常通り行います業務】
 ① 投資家様への配当金や償還金の入金
 ② 投資家様の会員情報の変更
 ③ 投資家様の預託金の払戻し
 ④ 投資家様への事務連絡

新執行部による、より厳格な内部管理態勢整備が整い次第業務を再開する予定であります。
業務再開をお待ちいただいておりました投資家の皆様、関係株主様、お取引先様、関係者の皆様には大変なご心配とご迷惑をおかけしますことを心よりお詫び申し上げます。    

出典:みんなのクレジットHP

もともとの行政処分が、「金融商品取引業のすべての業務(顧客取引の結了のための処理を除く。)を平成29年3月30日から同年4月29日まで停止すること。」であったので、通常業務再開となるのかと思いきやの対応でした。

休止の期間を「内部管理態勢が整うまで」としているため、投資家にとっては、余計に不安も募る状況です。

投資家の方がみんクレに対し、個別で問合せをしたところ、「マイページに個別の担保情報が開示する件も金融庁の指導のもと現在も進行中とのこと。ただしこの担保情報は多大なボリュームとなり営業再開ははこの担保情報の件をクリアしてからとなる」との回答があったようです。(情報ありがとうございます。)

今時点で、再開の目処すら公表できていない点、不安と不満が残ります。

そもそも業務改善命令の中身とは?

そもそも業務改善命令がどんな内容だったのか、確認してみると

(2)  業務改善命令
1) 本件行政処分の内容について、顧客に対し速やかに適切な説明を行うこと。
2) 今般の法令違反及び投資者保護上問題のある業務運営について、発生原因を究明するとともに、直ちに是正すること。
3) 顧客が出資した財産の運用・管理状況を正確に把握し、顧客に対し、顧客が出資した財産の運用・管理の状況その他必要な事項の説明を速やかに行うこと。
4) 顧客の意向確認を実施し、顧客の公平に配慮しつつ、意向に沿った対応を行うなど、投資家保護に万全の措置を速やかに講ずること。
5) 責任の所在を明確化し、社内処分等を実施するとともに、金融商品取引業者として必要な、内部管理態勢を再構築すること。
6) 当社、当社の親会社及びその関係会社の財務状況を正確に把握し、当社における今後の資金繰り計画を策定すること。
7) 上記1)~6)までの対応・実施状況について、1カ月以内(改善策が策定・実施され次第随時)に、書面により報告するとともに、その実施状況を、すべてが完了までの間、随時書面により報告すること。

出典:http://kantou.mof.go.jp/kinyuu/pagekthp032000621.html

となっていて、こうやってみてみると、業務改善命令以降も、顧客に対する情報の開示が少なすぎますね。不安だけでなく不満も募るのはそのせいだと思います。

みんクレからは発表のない親会社の株式譲渡!朗報なのか悲報なのか?

前回の投稿から今日までの間に、みんなのクレジットHP上でのお知らせは、5月30日付けの償還のお知らせのみです。

【償還のお知らせ】

償還を迎えた15号、56号、60号、65号及び運用中ローンファンドの償還、

および5月配当は終了いたしました。

以上    出典:みんなのクレジットHP

償還されたのでいいんですが、あまりにあっさりとした文書のみが新たに掲載されただけです。

そんな中、みんクレの親会社であった株式会社ブルーウォールジャパンが、子会社の移動(株式譲渡)をHP上で発表しています。

2017年06月5日

株式会社ブルーウォールジャパン
代表取締役 白石伸生

子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ

謹啓 皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
また平素は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございます。

さてこの度、当社が100%保有しておりました『株式会社みんなのクレジット』株式に付きまして、現代表取締役である阿藤豊氏および取締役山崎弘之氏に当社保有の株式全てを譲渡することとし、平成29年5月23日付で実行いたしました。

現取締役である両氏からマネジメントバイアウトによる株式譲受の申し出があり、譲渡は円満に行われましたことをご報告いたします。

謹白                            出典:株式会社ブルーウォールジャパンHP

あれ、でも行政処分を受けた時の代表は白石氏でしたよね。

この件についての見方はいろいろで、

  • ブルーウォールジャパンはみんクレを通じて資金調達をした上、業務改善命令をうけ影響が出ないように切り離した上で、みんクレを見放す!?
  • みんクレの金融機関としての「独立性」を確保することを目的として行われた良い方面に向けての改善策のひとつ!?

など、朗報なのか悲報なのか管理人には判断しかねます。が、前述の業務改善命令の内容と照らし、みんクレから6月7日時点でなんら発表がないのは気になります。人知れずひっそり切り離された感がなんとなく不安感ですね。

今後のあらたな動きに注意していきたいと思います。

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