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学歴と年収 相関関係はないはウソ!?学歴が必要な意外なワケとは?

投稿日:2018-05-10 更新日:

日本では学歴社会は終わったという声も聞きますが、実際のところはどうなんでしょうか。誰しも一度は気になったこともある学歴と年収の相関関係について見てみます。

高卒と大卒で生涯賃金はどれだけ変わるのか、いわゆる有名大学に入ったらどれだけ収入はアップするのか、受験生を持つ母としても気になるところ。

また、お笑いコンビ・ロザンの菅広文さんは著書の中で学歴は「必要」と断言しています。その意外なワケについても迫ります。

年収と学歴は相関関係あり!

結論から言うと、年収と学歴には相関関係があります。

厚生労働省の「平成28年 賃金構造基本統計調査」によると、高卒(正社員、以下同じ)の初任給は平均で16万1300円。これに対し、高専(高等専門学校)や短大卒は17万6900円、大卒は20万3400円となっています。

高卒と大卒では初任給に42,000円程度の開きがあります。結構大きい差といえるのではないでしょうか。それでも、高卒と大卒で4年の差があることを思えば、大きい差というほどでもないかもしれません。

ただし、これを年齢別に見ていくと僅かな差とはいえない水準になります。

25~29歳時点の高卒と大卒の年収を比較では、男性では10%程度の差だけど、年齢が上がるにつれて差が開いていきます。40~44歳時点では20%の差、50~54歳では25%差。女性はさらに差が大きく、最大で34%の差がつきます。具体的な金額で見てみると以下のとおり。

男性の50~54歳では、高卒で720万円、大卒で970万。年収ベースで約250万円の差があります。また女性の50~54歳では、高卒で535万円、大卒で811万円と、年収ベースで約280万円の差まで広がっています。学歴と年齢には深い関係があるということになりますね。

学歴別、生涯賃金の差はどのくらい?

学歴別の生涯賃金は、男性の場合は高卒で約2億4000万円。一方、大卒は2億8650万円と約2割ほど違ってきます。割合でいうと分かりづらいかもしれませんが、金額で見ると、4600万円ほどの差。マンション1戸買えるくらいの差があるということになります。

女性の学歴別の生涯賃金をみてみると、高卒で約1億8400万円、大卒で約2億3500万円で、こちらも約2割ほど違っています。やはり学歴と収入には深い関係があったということになります。

ここまでは、高卒と大卒というくくりでみてきましたが、ちょっと気になるのが、いわゆる有名大学卒ならどうか?ですね。

賃金の推計については、データが明らかになっている一部上場企業のみを対象にしており、例えば外資系企業や非上場企業については考慮していないこと、公務員や医師、弁護士なども対象外の数字なためあくまで参考までにではありますが、なんと以下の通り。

https://style.nikkei.com/article/

あくまで参考数値ではありますが、生涯年収は早稲田が3億8785万円、慶応が4億3983万円、東大は4億6126万円。平均的な大卒の男性と比べても、1億~1億7000万円も多いという結果になっています。

高学歴だから幸せとも限らないし、高収入だから幸せとも限りませんが、少なくとも学歴と年収には相関関係があるということはいえそうです。

学歴は必要か?

学歴は必要か?とわれれば、個人的にはあって邪魔になるものではないと思います。ただ、今の時代、学歴がなければダメかというともちろんそんなことはありません。

人生に学歴は必要か?という問いに対して、お笑いコンビ・ロザンの菅広文さんは著書の中で「必要」と断言しています。「学歴が関係ない芸能界でも、子供には学歴を求める傾向がある」と補足するのは、相方の宇治原史規さん。菅広文さんは、作家、宇治原さんといえば、「京大卒でクイズ番組の常連」でテレビでも高学歴ぶりを披露してくれていますよね。

学歴無用論が“スマート”とも評される風潮の中で、なぜ「学歴は必要」と断言できるのか?について、2人がとても素敵な例えを挙げていたのでここで引用させていただきます。

「学歴って、浮輪みたいなものだと思うんですよ」と言葉を探し当てた。子供を海やプールでいきなり泳がせるのは忍びない。せめて浮輪をつけておきたい。というのも、親自身も自分は浮輪がなくて苦労したことがあったから。あるいは、たまたま泳ぎがうまくて人より速く岸に泳ぎつけたにせよ、あの時浮輪があればもっとうまくなれたのではないか、泳ぎ方を練習できたのではないかと、後悔があるから。だから、子供にも浮輪としての学歴が必要だと考える親が多いのではないか、と続ける。

「ただ、立派な浮輪があるとそれに頼ってしまって、浮輪をなかなか外しにくいというデメリットはあるんですけれどね」と、場が感心するほど納得感のある説明を終えた菅さんに、すかさず宇治原さんが「めちゃめちゃいいのを思いついたなぁ」と突っ込んだ。

出典:http://president.jp/articles/-/23750?page=2

学歴は、ないと生きていけないわけではないけど、社会に出る時に、なにか身を助けることができるかもしれないものを持たせてやれるなら・・。そんな親心から、学歴はあって邪魔にならないし、できれば積極的に持たせてやりたいと感じるのかもしれません。

「立派な浮き輪があるとそれに頼ってしまって、浮き輪を外しにくいデメリットも・・」と高学歴である2人であるからのコメントもほんとに納得感があります。

まとめ

  • 学歴と年収は相関関係がある
  • 学歴別の生涯賃金の比較では、高卒と大卒の差は、男性は約4600万円、女性は約5100万円
  • 有名大学では平均的な大卒の男性と比べても、1億~1億7000万円も多い
  • お笑いコンビ・ロザンの菅広文さんは著書の中で「必要」と断言している

学歴と年収には相関関係があることは現実のようです。そして学歴は「浮き輪」のようなものだとするお話に妙に納得しました。もしかしたら身を護る術になるかもしれない「学歴」を我が子に身に着けさせておきたいという親心もとても理解できました。

今後を考える

これからの時代、なんとなく過ごしているだけでは苦しくなるばかり。学歴と年収には相関関係があるとすれば、いま学歴に頼れないとしたらどうすればいいのでしょうか。
何かしら手を打たないと、と漠然と感じている人も増えています。

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