貯蓄・投資

資産と貯金と貯蓄の違いとは?目指すは資産構築!

投稿日:2017-10-22 更新日:

普段、何気なく口にしている「貯金」と「貯蓄」という言葉。じつは、この2つは異なるものだということをご存知でしょうか?さらに、「資産」と「貯金」ではその意味は全く違うといっていいほど大きな違いがあります。

人生において、お金が全てではありませんが、お金があれば解決できる問題はたくさんあります。そのため、多くの人が資産を増やしたいと考えます。

「資産」「貯金」「貯蓄」。似ているようで異なるこれらの言葉の意味を知って、何を目指すべきか?についてお伝えしていきます。

「貯金」とは

貯金とは、ズバリ「お金を貯めること」もしくは「貯めたお金のこと」です。運用などで増やすのではなくお金を保管するという意味合いが強いでしょう。銀行などに預金するということも貯金の方法としてあげられます。

ただし金融機関などで使われる「預金」と「貯金」は違いがあり、「預金」は銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫などに預けたお金で、「貯金」はゆうちょ銀行、JAバンクなどに預けたお金のことを指します。

また、銀行や郵便局などの金融機関を利用する、しないにかかわらず、一般的には「お金を貯めておく」=「貯金」という感覚ですよね。

「貯蓄」とは

貯蓄は何かというと、「金融資産の総称」です。前述の貯金も含みますし、たとえば株式や投資信託、土地などの不動産といった投資商品。さらには、保険や個人年金なども含めた、「資産全体」を指します。

「預金(貯蓄)はいくら?」と尋ねられれば、銀行やゆうちょ銀行の預金残高の数字を思い浮かべるのではないでしょうか?一方で、「貯蓄はいくら?」と尋ねられば、銀行、ゆうちょ銀行の預貯金を含め、投資信託や個人年金、株式なども含めた貯蓄残高を思い浮かべるのが正解です。

日本では、銀行や郵便局などで「お金を貯める=貯金をする」イメージが強く、またそういった方が多いですが、貯蓄をしている人口はまだまだ少ないといわれています。

ただ単に、貯金をするだけでは、インフレ(物価上昇)などに対応できず、お金の価値自体が相対的に下がってしまうということがあり得ます。

自分の金融資産を「全て貯金」にするのではなく、株式や投資信託、保険といった商品も、一定の割合で組み入れていれてこそ「貯蓄」といえるのです。

「資産」とは?

三省堂 大辞林による「資産」とは

  • 金銭や土地・家屋・証券などの財産。
  • 企業が所有し、その経営活動に用いる財産。

会計用語辞典による「資産」とは

  • 資産とは、将来企業に収益をもたらすことが期待されているものを言います。
  • 資産は現金や有価証券、建物、土地などそのもの自体に価値があるものと繰延資産や前払費用といった、そのもの自体に価値がないものの二つに分けられます。

とあります。

資産とは資を産むと書くようにお金を生み出します。会計用語辞典に記載の通り、「将来、収益をもたらすことが期待されているのの」を「資産」といいます。それに対し、貯金はお金を殖やすものではないということです。

一番わかりやすい資産と言えば不動産があげられますが、不動産を持つことで毎月家賃収入が入ってきます。つまり、不動産という資産を持っているだけで毎月何もせずともお金が生み出されていくということです。賃収不動産、不動産投資など、不動産を元に収益を生み出すことをいいます。

資産と貯金は違う!目指すは資産構築!

資産を増やすというと、「貯金をする」と考える人は多いです。しかし、貯金が増えれば、資産が殖えることになるのでしょうか?

貯金は、資産の形の一つにすぎません。日本人は特に「貯金=資産」と思っている人が大勢います。「とにかく貯金を増やしたい」と考えている人です。確かに、間違いではないのですが、正解というわけでもありません。

資産とは、毎月お金を生み出してくれるものだということです。毎月、資産が産み出したお金よりも支出が少なければお金は減りません。

一方で、特に現在のような低金利時代においては、貯金の場合はお金は置いておいても、ほぼ増えませんし、ほぼお金を産み出すことはなく、使ってしまった分だけどんどん減っていきます。

目指すは資産構築!

例え話ですが、よく宝くじを当てた人が一気に豪遊してすっからかんとなり破滅していくという話がありますよね。そういう人達は消費・浪費ということしか頭になく、投資するということは考えないのでしょう。

私なら、仕事がら、不動産を扱っているということもありますが、おそらく宝くじで当選した半分近くは不動産投資にあてると思います。

毎日3億円から少しずつ減っていき、いつかなくなってしまうという恐怖におののいて過ごすより、半分くらいを一気に投資に回して、毎月数十万から数百万のお金が安定して入ってくるようにします。しかも、購入した不動産は価格の変動や下落の可能性はあるものの、一気にゼロになったりはしませんし、逆に価値が上昇する可能性もゼロではありません。

そちらの方が永続的な安心があるために精神的にも健全な状態で過ごせるのではないかと考えています。

何もしなくともお金を生み出すものが資産であり、それを増やしていくことが安定につながっていきます。目指すは貯金を増やすことではなく、資産を増やすこと。資産を構築することこそ、これからの未来を安定して生き抜くことに繋がると考えます。

まとめ

「資産」「貯金」「貯蓄」。なんとなく曖昧な使い分けをしている人も多いので、3つの違いをまとめてみました。

資産・貯金・貯蓄の3つを理解した上でやるべきことは資産を殖やすこと。資産構築です。

例に挙げた不動産投資ですと、宝くじに当たる以外は、何百万から数千万円の元手資金が必要になります。なので、全ての人が今すぐスタートできる手段とはいえないかもしれません。

ですが、お金に余裕のあるうちに貯金の一部を資産形成に回すことで、毎月安定した収入源を手にしていくことがこれからの時代で安定して生き抜くには大切になってきます。

これからの時代、目指すは貯金を増やすことではなく、資産を殖やすこと。いっしょにがんばりましょう。

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